戦後、ずっと地元の出版物などを手掛けてきた会社で、この数年来、昔の立川市内の写真を使ったカレンダーを制作しています。
ここでお仕事をされていた方のお一人が、今、私が勤務する施設に通所いただいており、
『(立川印刷所の)カレンダーがもう売り出されてるぞっ!』
と、暗に『買ってきてくれ』と言われてしまいました^^;
カレンダーに加えて、写真集<立川の風景 昭和色アルバム~立川界隈>と<同~シネマシティ・写真>も入手しました。
カレンダーの1・2月は、まだペデストリアン・デッキなんてモノが無く、高層ビルも無かった1960年の立川駅北口です。ボンネット型の立川バスや京王バスなどが何台も写っていて、朝の通勤・通学時間帯の様子だと思います。今も立川は周辺からバスで通勤・通学する人が多く、人の多さは変わっていません。私が幼い頃、母に連れられてこの立川駅周辺までバスで来たことを憶えています。人が多くて、迷子にならないように気をつけていました。
このカレンダー、実は昨年までのものも施設にストックしており、通所いただいている方々にも手に取ってみていただいています。
『ああ、そうそう、ココは覚えてる!』
『昔の伊勢丹は、ココにあったんだよねぇ~』
などと、とても熱心に、食い入るようにご覧になっています。来年のカレンダー、そして写真集も、きっと楽しんでもらえると思います。
写真集の中にあった古い自転車店の写真です。この隣にある青果店は、廃業したものの建物は残っていますが、残念ながら自転車店の方は建物も取り壊されています。
屋号は<忌野自転車店>。清志郎さんの他にこの苗字があることを初めて知りました。残っていてほしかった自転車店です。カレンダーと写真集は、立川印刷所やアマゾン、立川市内のオリオン書房で購入できるようです。
株式会社立川印刷所のホームページ